セントライト記念の特集記事

第62回セントライト記念

今週は、菊花賞トライアルの
第62回セントライト記念が中山競馬場で行われる。


今年の混戦のクラシック戦線を象徴するように、
第62回セントライト記念も中心馬不在の混戦模様である。


その第62回セントライト記念には、
日本ダービー組から2着のスマイルジャック、
4着のマイネルチャールズ(松岡)、
6着のクリスタルウイング(内田博)、
9着のベンチャーナイン(武士沢)、
11着のタケミカヅチ(柴田善)及び
16着のモンテクリスエスが出走を予定している。


スマイルジャックは、
日本ダービーで12番人気ながらも2着に好走しただけでなく、
中山コースでもスプリングステークスを制していることから、
第62回セントライト記念のメンバーでは実績的に上である。


しかしながら、スマイルジャックのスプリングステークスの勝利は、イン有利な馬場で平均よりややスローな流れを2番手から追走する楽な展開に恵まれたものである。


更に、スマイルジャックの日本ダービーの2着も、雨が止むとイン有利となる東京競馬場で離れたインの3番手を追走する絶好の展開に恵まれたものである。


これらのことから、スマイルジャックの実績は、
展開などに恵まれたものであり、
能力的には実績ほどの高い評価を与える必要がない


よって、第62回セントライト記念においては、
日本ダービー2着という実績だけで、
スマイルジャックを過信すべきでない

と競馬理論では判断している。


一方、マイネルチャールズは、
皐月賞、日本ダービー及び札幌記念と
3戦連続で人気を裏切っており、
第62回セントライト記念での評価は難しい


マイネルチャールズの日本ダービーの4着は、馬込みの中でスムーズな競馬をしてのものであり、日本ダービー時点での実力であろう。


しかしながら、
日本ダービーのレース内容からは、
極端に展開に恵まれたスマイルジャックよりも
マイネルチャールズのほうが上
と判断すべきである。


よって、第62回セントライト記念においては、
マイネルチャールズに、
スマイルジャックよりも高い評価を与えるべき

と競馬理論では判断している。


一方、クリスタルウイングは、
日本ダービーにおいて、
大外枠からの発走ということもあり、
終始大外を回らされて6着に敗れてしまった。


このように、クリスタルウイングの日本ダービーの6着は、雨が止むとイン有利となる東京競馬場で大外を回らされた割に大きく負けておらず、内容的には悪くない。


よって、日本ダービーのレース内容的には、
クリスタルウイングとマイネルチャールズに
互角の評価を与えるべき

と競馬理論では判断している。


一方、ベンチャーナインは、
日本ダービーで追い込み不発に終わり
9着に敗れてしまったが、
展開及び馬場状態が向かなかっただけで、
悲観すべき内容ではない。


よって、実力の割に人気にならないベンチャーナインには、今後も馬券対象として注目すべきである。


しかしながら、
第62回セントライト記念は
中山競馬2週目の追い込みが届き
辛い馬場で行われる可能性が高いので、
ベンチャーナイン向きの展開及び馬場状態になる可能性は低い
と競馬理論では判断している。


一方、タケミカヅチは、
日本ダービーでこそ11着に敗れてしまったが、
皐月賞で2着とマイネルチャールズなどにも先着している。


このことから、
単純にメンバー比較だけをすると、
第62回セントライト記念において、
タケミカヅチが上位争いをする可能性が高い


しかしながら、タケミカヅチの皐月賞2着は、キャプテントゥーレが逃げ切った極端にインが有利な馬場で1枠を生かして最内を突いたものであって、内容的な価値は高くない。

よって、
第62回セントライト記念において、
タケミカヅチが皐月賞2着の実績だけで人気になるようであれば、
タケミカヅチを軽視して予想すべき
と競馬理論では判断している。


一方、日本ダービーで16着のモンテクリスエスは、
続くラジオNIKKEI杯でも見せ場なく15着に敗れており、
第62回セントライト記念で一変して好走する可能性は低い。


一方、日本ダービーと別路線組では、
キングオブカルト(中館)、キングスエンブレム(武豊)、
ダイバーシティ(横山典)、ノットアローン(蛯名)及び
フサイチアソート(村田)が第62回セントライト記念で注目される。


キングオブカルトは、
第62回セントライト記念と同じ
2200mの佐渡特別を制しており、
距離適性の高さで注目される。


しかしながら、キングオブカルトの佐渡特別の勝利は、1000m通過63秒超の超スローペースを2番手から押し切ったものであり、内容的な価値は非常に低い。


よって、第62回セントライト記念においては、
キングオブカルトにあまり高い評価をすべきでない
と競馬理論では判断している。


一方、キングスエンブレムは、NHKマイルカップ2着
及び日本ダービー3着のブラックシェルと
差のない競馬をした経験がある。


また、キングスエンブレムは、
すみれステークスにおいてモンテクリスエスにも快勝しており、
メンバー比較では第62回セントライト記念でも通用する。


しかしながら、キングスエンブレムは、近走でいつも1番人気になっているように実力以上に人気になるタイプなので、馬券的には抑え程度にとどめるのが妥当と競馬理論では判断している。


一方、ダイバーシティは、ラジオNIKKEI杯で初の敗戦を喫したが、馬場の悪いインを通らされたものであって、内容的には2着のノットアローンを上回る。


また、ダイバーシティは、
キャリア3戦ということもあり、
これからの成長も期待される。


よって、
第62回セントライト記念においても、
展開次第ではダイバーシティが好走可能
と競馬理論では判断している。


一方、ノットアローンは、
皐月賞トライアルの若葉ステークスを制しているように、
展開さえ向けば一線級相手でも通用する能力を秘める。


よって、第62回セントライト記念においても、
マイペースで先行する競馬ができるメンバー構成となれば、
ノットアローンの逃げ粘りに注意が必要
と競馬理論では判断している。


一方、フサイチアソートは、
春のクラシック戦線でこそ惨敗を繰り返したが、
前走の新潟記念で5着に好走して、復調気配をみせた。


よって、
最強メンバーが揃った東京スポーツ杯2歳ステークスを
制覇したときの走りができるまでに
フサイチアソートが復調するようであれば
フサイチアソートを馬券対象として評価すべき
と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第62回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第62回セントライト記念の最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、
第62回セントライト記念の予想をお楽しみに。

第61回セントライト記念

第61回セントライト記念では、夏の上がり馬のロックドゥカンブ(藤田信二)と日本ダービー出走組との対戦が注目される。


ロックドゥカンブは、南半球産の遅生まれながら、3連勝でラジオNIKKEI賞を制し、重賞ホースの仲間入りを果たした。


ロックドゥカンブは、ラジオNIKKEI賞において、4コーナー先頭という横綱競馬で勝利を収めており、2着のスクリーンヒーローとは着差以上の能力差を示した。
一方で、ロックドゥカンブのラジオNIKKEI賞の勝利は、逃げ争いで競り合った2頭の馬から離れた3番手という絶好の展開に恵まれてのものと見ることもできる。


よって、ロックドゥカンブにとっては、初の一線級相手となる第61回セントライト記念は試金石の一戦となる。


競馬理論は、ロックドゥカンブを、無敗で能力的に底を見せていないという魅力に高い評価を与えつつも、過剰に人気になるようであれば馬券的な期待値を考え、対抗以下の評価にとどめることも考えている。


なお、馬券的な期待値は別として、ロックドゥカンブは、この第61回セントライト記念を無事に勝利するようであれば、菊花賞などのG1も見えてくる楽しみな素材であることも確かであり、レース内容には大いに注目すべきである。


第61回セントライト記念には、日本ダービー出走組からゴールデンダリア(柴田善)及びフライングアップル(横山典)が出走する。


ゴールデンダリアがダービー6着、フライングアップルがダービー10着であり、ダービーにおいては、ゴールデンダリアが、フライングアップルに先着を果たしている。


そこで、日本ダービーのレースを振り返る(日本ダービーの競馬理論参照)。


日本ダービーは、内を突いたウォッカが勝利を収め、14番人気のアサクサキングスが2着に粘り込んだように、極端にインが有利な馬場で行われた。


そのイン有利な馬場を、ゴールデンダリアは、最後方のインからレースを進めて、直線でも最内ぴったりを回って、6着となった。
つまり、ゴールデンダリアは、イン有利の馬場を最大限に生かしての6着であり、レース内容的には着順ほどの評価を与え難い。


一方、フライングアップルは、8枠18番からの発走ということもあり、常に大外を回らされての10着であった。
このような展開で、ゴールデンダリアとフライングアップルとの差は、0秒3差であり、内容的には互角といえる。


よって、競馬理論は、馬場状態や枠順などの各種要素に応じて、ゴールデンダリア又はフライングアップルのいずれを重視して予想すべきかを判断すべきと考えている。

実績的には、皐月賞5着のメイショウレガーロも互角以上である。


ただし、メイショウレガーロの皐月賞5着は、ヴィクトリー(田中勝)とサンツェッペリン(松岡)の行ったきりの決着の流れを離れた3番手から追走するという最高の展開に恵まれてのものであり、内容的な価値は低い。


そのため、メイショウレガーロは、G2の青葉賞の4着程度が実力的には妥当であるが、第61回セントライト記念程度のメンバー構成であれば展開次第で通用してもおかしくはない。


よって、競馬理論は、メイショウレガーロに抑え程度の評価を与えるべきと判断している。


ゴールデンダリアが通用するのであれば、エフティイカロスを無視するわけにもいかない。


エフティイカロスは、前走の1000万下特別でこそ小回りの競馬に苦しみ能力を発揮できなかったが、青葉賞5着の実績がある。


また、エフティイカロスは、中山の500万下でゴールデンダリアを差し切っており、第61回セントライト記念でも通用する能力を秘める。


よって、競馬理論は、ゴールデンダリアとの人気差があまりに開くようであれば、思い切ってエフティイカロスを重視して予想すべきと判断している。


他には、夏の上がり馬ではアップルサイダー(吉田隼人)及びマイネルダイナモに注意が必要である。


アップルサイダーは、前走の五頭連峰特別において、準オープンの上位争い常連であったホーマンアラシ(福永祐一)を差しきって勝利を収めており、3歳限定の重賞である第61回セントライト記念ならば通用するハズである。


一方、マイネルダイナモは、函館において、長距離適性の高さを示しており、2200mで行われるセントライト記念ならば大駆けもあり得る。


これらの観点から、競馬理論は、この夏の上がり馬2頭にもある程度の評価を与えるべきと判断している。


以上のように、第61回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。


競馬理論は、この分析結果に、枠順や馬場状態などの各種要素を加味して、最終的な予想を決断する。